業務アプリ開発・現場の知恵

プログラミング初学者や未経験者向けの「業務アプリ開発現場はどうやってる?」を疑似書店業務管理アプリの開発を通じて体験しましょう。

PostgreSQLのインストール

事前準備として、インストール前にユーザー[postgres]を作成します。 PostgreSQLのインストールは一般的なソフトウェアとちょっと変わっいて、事前にPostgreSQLのrootユーザーである[postgres]を管理者権限で作成して、そのユーザーでインストール作業をしないとインストールできないようになっています。

ユーザー[postgres]を追加する手順

  1. コンピュータの管理画面を開きます。

    コンピュータアイコンを右クリックして、「管理」をクリックします。右クリックした際のコンテキストメニューに「管理」がない場合は、コントロールパネルからユーザーを追加してください。

    stock-1

    システムツール > ローカルユーザーとグループ > ユーザーを右クリック > 「新しいユーザー」メニューをクリックします。

    stock-1
  2. 新しいユーザーを追加します。

    ユーザー名に[postgres]と入力し、任意のパスワードを入力して、「作成」ボタンをクリックします。 「閉じる」ボタンをクリックし、このウィンドウを閉じます。

    stock-1

    ユーザーに「postgres]が登録されていることが確認できます。

    stock-1 ?
  3. 「postgres]の所属ユーザーグループに管理者グループを追加します。

    右エリアの[postgres]を右クリックし、コンテキストメニューのプロパティをクリックします。 プロパティ内のタブメニュー「所属するグループ」をクリックします。所属するグループには「Users」のみだと思います。ここに「Administrator]を加えます。下の「追加」ボタンをクリックします。

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    グループ選択ウィンドウです。左下の「詳細設定」ボタンをクリックします。

    stock-1

    表示されたウィンドウの右にある「検索」ボタンをクリックします。すると下部に所属グループ一覧が表示されます。その内の「Administrators」を選択し、「OK]ボタンをクリックします。

    stock-1 「選択するオブジェクト名を入力してください」エリアに上で選択した「Administrators]が追加されています。「OK」ボタンをクリックします。 ? 先ほどのプロパティ・所属するグループに「Administrators」が追加されています。 「適用」ボタンをクリックして、ユーザー[postgres]の追加完了です。 stock-1
  4. [postgres]でコマンド実行

    やっとPosgreSQLをインストールする環境が整いました。 ですが、もう一つ特殊な作業があります。ダウンロードしたインストーラ(exeファイル)の実行を 追加したユーザー[postgres]で実行する必要があるのです。 まず、コマンドプロンプトを開きます。(スタートメニュー直下か、アクセサリ内にあります。
    $ runas /user:postgres cmd.exe
    と入力してください。この命令はコマンドプロンプトをユーザー[postgres]で実行するという意味です。 続いて
    $ [PostgreSQLインストーラをダウンロードフォルダパス]?postgresql-9.4.5-1-windows-x64.exe
    と入力するかファイルをコマンドプロンプトへドラッグするとパスが入力されます。エンターでインストール開始です。
    例)
    $ c:?Download?postgresql-9.4.5-1-windows-x64.exe

PostgresSQLのインストール

  1. 初期画面です。

    「Next >」ボタンをクリックします。 ? stock-1
  2. インストール先を指定

    PostgreSQLのインストール先を訊ねてきます。ここはそのままで良いでしょう。 stock-1
  3. データフォルダを指定

    データフォルダを訊ねてきます。ここは「C:?PostgreSQL?9.4?data」とします。 「Program Files」フォルダ内ですと、書き込み権限等の問題で後で面倒なことになってもいけませんので、 あえて変更します。 stock-1?
  4. ユーザー「postgres」のパスワードの入力

    先で追加作成したユーザー「postgres」のパスワードを入力します。 ? stock-1
  5. PostgreSQLの接続ポート番号の指定

    PostgreSQLのアクセスポート番号です。ここはそのままで良いでしょう。 stock-1?
  6. 地域の指定

    言語や通貨等の地域フォーマットを設定します。 日本語を追加いますので「Japanese-japan」を選択したくなりますが、あえて「C」にします。 インデックスや検索パフォーマンスで「Japanese-japan」の場合、よくない影響が出る可能性があるためです。 詳しくは、http://lets.postgresql.jp/documents/technical/text-processing/2を参考にしてください。 stock-1?
  7. インストール準備の環境

    これでインストールの準備ができました。「Next >」ボタンをクリックするとインストールが開始されます。 stock-1?
  8. インストール中

    ? stock-1
  9. インストールが完了

    ここで終了しても構いません。追加のアプリケーションをインストールする場合は「Stack Builder…」にチェックをし、「Finish」をボタンをクリックします。 stock-1?
  10. スタックビルダーによるアプリケーションの追加

    スタックビルダは後でも追加インストールできます。PostgreSQL…を選択して「次へ>」ボタンをクリックします。 stock-1? 講座では使いませんが、試しに「pgAgent」をインストールしてみましょう。 [pgAgent]とはスケジューラ等の自動処理制御アプリです。 stock-1?
  11. ダウンロード先の指定

    ダウンロード先のディレクトリを指定します。 stock-1?
  12. スタックビルダーによるインストール完了

    ダウンロード及びインストールが環境しました。「次へ>」ボタンをクリックでインストール作業は終了です。
無事インストールできてるか確認しましょう。
    1. pgAdminの起動

      スタートメニュー > PostgreSQL > pgAdminをクリックし、pgAdminを起動します。 stock-1 Xが付いた「PostgreSQL 9.4(localhost:5432)をダブルクリックすると、パスワード入力ウィンドウが表示されます。最初に追加登録したユーザー[postgres]のパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリックします。 stock-1?
    2. アクセス成功

      下図のようにXが消えて、内容が表示されればインストールは無事成功し、使えるようになっています。 ?stock-1